埋蔵量が豊富
私たちの暮らしに欠かせない電気やガスなどのエネルギー。しかし、日本のエネルギー自給率はわずか1割程度と、世界と比べても低い水準で、日本のエネルギーのほとんどは海外に依存しています。そんな中、当社グループは千葉県内で、天然ガスの開発から都市ガスの供給までグループ内で一貫して手掛け、国内では珍しい「エネルギーの千産千消」を実現しています。
出典:資源エネルギー庁「日本のエネルギー」
天然ガスとは、自然の中にあるガスの総称です。
いろいろな種類がありますが、「天然ガス」と言うと、火をつけると燃えるガス(=可燃性天然ガス)のことを指します。
当社グループは、千葉県を中心に関東一円に広がる「南関東ガス田」で、水に溶けた天然ガス(水溶性天然ガス)を生産・開発しています。
この天然ガスは、微生物の働きによって生まれたメタンガスが、地下深くの「かん水(太古の海水)」に溶け込んだものです。
私たちは天然ガスとかん水をくみ上げるために、タワーのような「掘削やぐら」を始めとした掘削設備を用いて、井戸を掘ることで、天然ガスとかん水を生産しています。
1年間の天然ガスの生産量は、なんと約1.9億㎥もあります。一般的な家庭の使用量に換算すると、約39万件分相当!
掘削やぐら
真ん中にはパイプがぶら下がっており、パイプを何本もつないで地面の下に下ろしていき、地下深くのガスが存在する地層まで掘り進めます。深い所だと、地下2,000mまで掘り進めます。
ガス井
天然ガスとかん水を生産している井戸。
ガス井戸の特徴は・・・
→小さい井戸をたくさん掘るのが千葉県産ガスの特徴
南関東ガス田の地層は、東京湾から太平洋にかけて“おぼん”のようにゆるやかにくぼんだ形をしています。
この構造のため、千葉県の太平洋側ではガスが採れる層が浅く、東京湾側に向かうほど、その層が深くなっていきます。
南関東ガス田の中でも、当社グループの本拠地である茂原地区に関しては、天然ガスの開発に有利な3つの特徴があります。
当社グループが開発する「南関東ガス田」は、日本最大の水溶性天然ガス田。
その中でも、当社グループの鉱区※に眠る天然ガスの量は約1,000億㎥。
これは、現在の生産ペースで約600年分に相当します。
※鉱区…地下資源(石油、天然ガス、鉱石など)を採掘するために国から認可された特定の区域のことです。
天然ガスは、石炭や石油などの化石燃料と比べて、燃やしたときに出る二酸化炭素(CO₂)や有害物質が少ない、環境にやさしいエネルギーです。
特に当社グループが生産する千葉県産天然ガスは、次のような特徴があります。
メタン99%の高純度
主成分はメタンで、不純物がほとんど含まれていないため、燃焼時の環境負荷が非常に低いです。
千葉県産の天然ガス組成
発熱量:約39MJ/m3 比重:空気1に対し0.56
「千産千消」天然ガスで
輸送時の環境負荷も最小限
生産された天然ガスは、すべて千葉県内で消費されます。輸入天然ガス(LNG)のように、液化・海上輸送・再気化といった工程が不要なため、輸送に伴うCO₂排出も大幅に削減できます。